日本を牽引する女子ホッケー界のゴールキーパー専任指導者を目指したい

田中 秋桜 選手 現役選手

2012~ ジュニアユース日本代表
2014~ ユース日本代表
2018~ さくらJAPAN

EQを受講するきっかけは何でしたか?

過去にコーチから「メンタルが未熟だ」と指摘された経験もあり、練習中では良いセービングができるけど、試合になると練習と同じ動きができない自分にもどかしさを感じていました。練習と試合は、精神的な部分でもまったく異なるじゃないですか?ゴールキーパーというポジションでは安定感を求められますが、ファインプレーはできるけどイージーなープレイは苦手で、試合中にどんなボールが飛んでくるか分からないため、どうしても身体が強張りイージーなボールが取れないことが多々ありました。

EQの受講を始めて一番の大きな変化は、練習通りに自然体で試合に臨めるようになったことです。当たり前かもしれませんが、試合に向けて逆算して日々の時間の使い方をコントロールすることも大きな変化です。ただ、「何のために準備をするのか」という競技に対する姿勢も明確にすべきトレーニングの過程があるのですが、捉えるまでに3ヶ月程要しました。

2019年10月に開催された全日本学生ホッケー選手権で優勝することができましたが、これも準備の“質”が変わったことで、大舞台で緊張しなくなったことが上げられると思います。特に、決勝の映像を見返してみると、練習以上に動けており、学生生活で最もパフォーマンスが高く、有終の美を飾ることができました。

EQのトレーニングを受講したことで得た気づきは何ですか?

学生時代に怪我をしたのは二回だけでしたが、ニュージーランド遠征中に疲労の蓄積から無理な動きで「半膜様筋(ハムストリングス)」を痛め、代表チームを離脱しました。帯同していたトレーナーの曖昧な判断を鵜呑みにして、帰国後も病院に行かずEQのトレーニングを受講した時にめちゃくちゃ怒られましたね。離脱をして長くチームを離れるかもしれないという目の前のことしか考えられておらず、自分の症状や状態を全く理解できていなことに対して、アスリートとしての自覚についてとても反省しました。

EQでは、メンタルの部分からパフォーマンスを向上に必要なことを学習しますが、メンタルを鍛えることで行き着く先は、自分自身の身体を本質的に理解することだと思います。メンタルトレーニングに対して、私の身の回りにいるアスリートには、実際にトレーニングを取り入れていないにも関わらず、冷ややかに見る方が多いことにがっかりしています。メンタルトレーニングが、怪しいかどうかは自分自身の目で確かめることですよね。
自分で確かめていないことにケチをつけるのはどうかと思いますし、曖昧な判断ではない学習を続けることで、自分自身の変化を感じられていて、結果も付いてきたので、周囲の対応も変わりはじめてきました。

今後の抱負について教えてください

日本女子ホッケー界において、ゴールキーパーに特化した指導者は数える程で、女子指導者はほぼいません。また、確立された理論に基づいた指導者がおらず、自分自身の過去の経験と感覚を基に指導している方が大半です。選手ひとりひとり個性も違うし、身につけている技術も違うとなると、それぞれにあった体系的な指導ができ、日本を牽引する女子ホッケー界のゴールキーパー専任指導者を目指していきたいです。

その上でも、来年は東京オリンピックが控えていますが、自分自身の人生において成し遂げたいことからは、私にとって通過点でしかありません。来たるべき時に向けて今後もトレーニングと準備を怠らず、日々邁進したいと思います。

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