野球選手に見られるイップスとは?症状を改善させる方法を紹介!

2020.01.31

イップス克服はやればできる!なりやすいタイプと乗り越え方を解説
ねえねえ、この前「イップス」を一緒に学習したけど、それって野球選手に多いって本当なの?
そうだね。野球はチームプレーということもあって、自分のミスが結果につながることがあるよね。特に大きなミスをした後とかになりやすいって言われているみたいだよ。
そうなんだ。有名な野球選手もイップスになるって本当?
本当だよ、イップスは誰でもなる可能性があるんだよ。
みんな、イップスをどうやって治しているの?
じゃあ、今回は野球のイップスを治す方法を学んでいこう!
目次

野球選手に多いイップスとは?

イップス克服はやればできる!なりやすいタイプと乗り越え方を解説

皆さんは「イップス」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。スポーツ選手がかかりやすいと言われているイップス。2016年3月、テレビに出演した元野球選手のイチロー選手が、インタビューに答える形で、自身のイップスを告白しました。衝撃的な告白で、その名が知られるようになりました。
ここでは、野球選手に多いと言われているイップスに焦点をあてて解説していきます。

イップスは誰にでも起こり得る運動障害

イップスは、肉体的に痛みやケガがあるわけではなく、精神的なことが原因で運動神経を刺激し、思うようにパフォーマンスが発揮できなくなる運動障害です。スポーツ選手、音楽家、漫才師、ビジネスマン、さらには日常生活でもなることがあります。つまり、イップスは誰にでもなる可能性のある症状と言えるでしょう。

野球界に目を向けても、イップスになる選手は多く、特にピッチャーがなりやすいとも言われています。ピッチャーは、とても重要な役割を担っており、非常に精神力が必要なポジションです。したがって、ピッチャーのプレッシャーは大きく、ストレスのかかる環境でプレーしているため、イップスになりやすいと考えられます。

また、多くのプロ野球選手もイップスに悩まされており、症状が改善されずに引退を余儀なくされた選手や、他のポジションに変更して活躍する選手もいます。

野球でイップスになるきっかや原因とは?

野球の場合は、どのようなきっかけでイップスになるのでしょうか。
それぞれパターンは違いますが、主なきっかけは、何か大きなミスをしたことから発症してしまうことが多いようです。

例えば、自身のエラーが原因で、試合に負けてしまった場合、エラーをした記憶がトラウマになってしまい、以後のプレーが消極的になってしまうことがあります。そのため、ミスを繰り返してしまい、負の連鎖が続き、イップスになる場合です。

イップスになる原因も、さまざまな要因が絡み合っている場合があります。
イップスを発症してしまう5つの主な原因は、「強迫観念」「記憶」「環境」「ケガ」「自責感」です。
「強迫観念」は、「~しなければいけない」「ミスをしてはいけない」「勝たなければいけない」などと感じてしまうことです。責任感と義務感から生じています。

「記憶」は2つあり、意識している状態で残像にある記憶と、無意識のなかにある記憶の両方を含みます。
「環境」は、新しい環境や慣れ親しんだ環境で、さまざまな人と接する中で、ストレスや葛藤でストレスになりやすいです。
「ケガ」からイップスになる場合は、またケガをしてしまうという恐怖心でなる場合があります。
「自責感」は、プレーで失敗した場合に、必要以上に自分自身をせめてしまう感情です。

原因は1つの場合もあれば、いくつもの原因が組み合わさっている場合もあるでしょう。

野球の代表的なイップスの症状例

前述のような原因で起きる野球のイップスには、どのような症状が現れてくるのでしょうか。「投球」と「その他」に分けて、症状を紹介します。紹介するような症状がある場合、イップスかもしれません。

「投球」に関わる例は、
・キャッチャーがピッチャーに送球できない
・ピッチャーがバンド処理に失敗し暴投してしまう
・ダブルプレイの際に二塁に投げることができない
・牽制球を投げると暴投になる
・外野手や内野手の辺りまで投げることができない
・短距離でも送球ができない
・ボールが届かずワンバウンドする
・キャッチボールができない

などの症状が見られます。

「その他」の例としては、
・野手がボールが飛んできても反応できない
・簡単なゴロやフライが捕れない
・スイングがうまくできない
・注目されると動作ができなくなる
・力のバランス感覚がわからなくなる
・指先の感覚がない

など実に多くの症状が見られます。
また、紹介した以外にもまだまだ多くの症例がありますので、以前できていた動作に違和感があれば、専門家に相談してみましょう。

紹介した症例の内容をみると、比較的簡単にできることばかりですが、簡単なことができなくなってしまうのがイップスの行動の特徴です。

イップスは突然なる?前兆を見逃さないようにしよう!

イップスは、ある日突然なると言われていますが、実は前兆が見られる傾向にあります。

例えば、4番バッターという重要なポジションを任されたり、キャプテンに任命されたりすると、プレッシャーのあまり普段の実力が発揮できなくる場合や、体がこわばってしまうことがあります。

イップスは、身体的な問題ではなく、精神的な要素が大きいため、練習環境も大きく影響してくるでしょう。
例えば野球の強豪校などは、レギュラー争いが熾烈な戦いであり、ミスしたら外されることもあるでしょう。また、監督やコーチから怒鳴られる場面も多くあるのではないでしょうか。

ミスをしたら怒鳴られたり、プレーを指摘されたりする環境の中で練習をしていると、段々と思うように体が動かなる場合があります。これがイップスの前兆と言えるでしょう。

野球の練習場所の環境に関しては、監督やコーチの指導方法に問題があることが多く、イップスを発症する例も少なくはありません。

有名なプロ野球選手が発症したイップスの実例を紹介

イチロー選手のようなプロ野球選手でも、イップスに悩まされた選手が大勢います。
ここでは、有名なプロ野球選手のイップスの実例を紹介していきましょう。

イチロー

イチロー選手と言えば、2000年からアメリカメジャーリーグで活躍し、日本人初の2000本安打を達成するなど、輝かしい成績を残した選手です。
一見、イップスとは程遠いように思えるイチロー選手も、実は高校2年生の春から8年間イップスに苦しんだそうです。

まだ、イチロー選手が高校生でピッチャーだった頃、時代は部活の上下関係が厳しい時期でした。イチロー選手は、ピッチャーを続けたかったそうですが、上級生の圧に耐えられず、球を投げられなくなるというイップスにかかりました。

イチロー選手はインタビューの中で、野球人生の中で、一番辛い時期だったと語っています。どのように克服したかは、本人にも分からないようです。

岩本勉

元日本ハムファイターズの投手だった岩本勉選手。1989年にドラフトで日本ハムに所属し投手として活躍しました。そんな岩本選手ですが、1992年にイップスを発症します。

きっかけは、2軍のバントフォーメーションの練習時に、内野手の度重なる舌打ちが原因で、投手陣全員が制球難になるほど蔓延しました。特に、岩本選手は送球イップスになるほどひどくなったそうです。

1993年は室内練習場で投げる感覚を取り戻すような練習を重ね、シーズン終盤にはイップスを克服し、実践復帰をしています。
本人によると、小学校の頃からイップスを発症しており、症状が治まったり、イップスを隠しながら、ある程度の範囲に投げれる術を身につけていきました。

松井稼頭央

西武ライオンズで活躍した後、2004年からメジャーリーグに活躍の場所を移した松井稼頭央選手。メジャーリーグ移籍後、エラーが積み重なって、イップスになりました。
捕球の際に球が消える、突然足が動かなくなるという2つのイップスを発症しています。
松井選手の場合は、2011年の楽天への移籍と同時に、外野手というポジションを変更したことで、イップスを克服されています。

内川聖一

2000年にドラフトで横浜ベイスターズに入団し、今もなお、右打者のヒットメーカーとして活躍している内川聖一選手。内川選手も、若い時代にイップスを経験した1人です。

当初は内野手でセカンドを守っていましたが、イップスになりファーストへの悪送球が増えていきました。その後、ポジションを外野手に転向して、送球の不安から解放されることでイップスを克服しています。

主な野球のイップスを改善する方法8選!

イップス克服はやればできる!なりやすいタイプと乗り越え方を解説

それでは、野球のイップスの場合、どのような方法で克服できるのでしょうか。精神的なことが原因となっているので、これを実行すれば治ります、という方法は残念ながら存在しません。
しかし、少しでもイップスを改善できるポイントや方法もありますので、参考にしてみてください。

イップスであることを受け入れる

野球イップスと診断されたら、素直にその事実を受け入れるようにしましょう。克服する始めの一歩は、まず自分自身で自覚することです。イップスは、プロ野球選手でもなるように、誰にでもなる可能性があり、何も恥ずかしいことではありません。
イップスを乗り越えれば、さらに強い選手になれることを目標に、気持ちの切り替えをしてポジティブに捉えていきましょう。

失敗することをそのまま受け入れるようにする

イップスは精神的に追い込まれたり、ストレスが重なると現れやすくなります。それは、指導者が原因のことが多く、例えば、ミスをしたら怒鳴る、思うようなプレーをしなかったらレギュラーから外すなど、心身共に負荷をかける指導方法が大きく影響をしています。
プレーを失敗して学ぶことも多いので、失敗しても落ち込まずに、そのままの状態を受け入れていくようにしましょう。

投げ方をいろいろ試してみる

同じフォームで投げていると、送球が不安定になってくることがあります。その場合は、サイドから投げてみると意外と感覚が残っていたりします。いつも同じ腕の振り方で投げるのではなく、さまざまな軌道から投げる練習をすると、腕の感覚が戻ってきて克服できる場合があります。

結果ではなく過程を重要視する

試合の結果など、結果に焦点をあてる習慣がついていますが、そればかりみていると苦しくなることがあります。なぜなら、結果は自分だけではコントロールできないものだからです。結果より、今まで行ってきた過程に目を向けるようにしましょう。そうすることで、今まで気付いていなかった良い面に気付くことがるかもしれません。

ルーティンを取り入れてみる

人は何が起こるか分からないことに対して不安に覚えます。不安になると緊張状態になり、体が思うように動きません。
そのような状態にならないためには、試合前にすることを全て決めておくことで、あまり緊張を感じなくなるでしょう。イチロー選手の試合前のルーティンは有名です。

手首を柔軟に使うようにする

イップスになると、手首が硬直し全くスナップスローができなくなる場合があります。それを克服するためには、仰向けになり天上に向けて、ボールを投げる練習が効果的です。ボールの回転を意識しながら、手首だけで投げるようにしましょう。
この練習を繰り返し行うことで、手首が柔らかくなり、スナップスローが身につくでしょう。

ポジションなどの環境を変える

プロ野球選手のイップスの症例で紹介したように、自身のポジション変更をすることでイップスを克服できる場合があります。自身がプレーする環境を変えることで、イップスの原因となった動作をしなくて良くなります。そうすることで、気持ちも楽になりイップスを克服できることがあります。

瞑想で良いイメージを思い浮かべる

良いイメージを思い浮かべることは、思考が現実化されていくので、効果的でしょう。その手段として瞑想を取り入れることをおすすめします。
瞑想を行い、良いイメージのトレーニングを継続していけば、思考が現実化されていくでしょう。毎日、短い時間でも良いので、続けることが大切です。
良いイメージトレーニングで、ポジティブな自分を取り戻していきましょう。

まとめ

イップスの改善するには、メンタルをコントロールすることが大切なのね!
うん。イップスがメンタルの不調が原因でなるからだね。
それにしても、野球選手のイップスって深刻な問題だね。多くのプロ野球選手がイップスで悩まされていたことに、ビックリしたわ!
本当に、そうだね。これをすればイップスが治るという方法はないけど、1人でも多くの選手がイップスを克服できたらいいね。

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